8月31日~9月2日の2泊3日でオグリキャップの故郷レディースツアーが行われました。今年は馬インフルエンザの発生という厳しい状況の中、多数の種馬場関係者の協力により例年通り無事開催することができました。参加者はキャンセルもありましたが、全国から20名、全員新規参加ということでした。ここでは、ツアーの報告を兼ねまして詳細を掲載します。
 嶋田部長他、下屋敷副部長、折手会計、山際、福田、土田(陽)、松田、木下部員の8名で新千歳空港へ迎えに行きました。空港で昼食を済ませ、例年のようにツアー参加者を歓迎ムードで待ちましたが、今年は全員新規参加者という事で部長をはじめ青年部員達もちょっと緊張した面持ちでした。集合時間に遅れる方もいて心配しましたが、無事集合レディースツアー!スタートです。

 バスの中、3日間のスケジュールを説明(日程に変更があった為)、最初の見学先ディープインパクトの繁養先である社台スタリオンステーションに到着しました。

 社台スタリオンでは例年のように厩舎で一頭一頭見学するのではなく、放牧地の中へ入れてもらい順番に歩いて回って見るという見学スタイルでした(結構場内広いです)。そして一番最初の放牧地に居たのが、なんとあの3冠馬ディープインパクト!!

 大興奮の中、撮影大会が始まり「やっぱりスターは違うな。」などと青年部員達は冷静に観察・・・。そしてスタリオンスタッフの一言でさらにヒートアップ!。「一緒に写真撮ってもいいですよ~。」

 これにはさすがにツアーの皆さんも、そして青年部もびっくり。ドキドキしながらの記念撮影も無事終了し、まだまだ居るスター達との再会をスタート。ここでは名種牡馬、ダンスインザダーク、アグネスタキオン、スペシャルウィーク、フジキセキ、サクラバクシンオー、そして新種牡馬ハーツクライ、産駒が今年デビューし大活躍のゴールドアリュールなどなど沢山の種牡馬を見学させていただきました。
 時間の都合上、場内での見学はここまでで終了。まだ時間があった為スタリオンショップの方へ皆で移動。一般見学者の為にトウカイテイオーやクロフネが近くで見られるように放牧していましたが、こちらもタッチの差で厩舎の方へ帰ってしまい会える事を楽しみにしていたレディースには大変残念な思いをさせてしまいました。これにて社台スタリオン見学は終了、バスへ乗り込みいざ日高へ向かいました。

 バスの中、時間はまだまだあるので、まずは青年部員の紹介から始まりました。ここでは元部長である山際、福田部員が軽やかなトークで場を盛り上げ参加者の緊張をほぐしてくれました。ツアー参加者の自己紹介も順調に終わり、その後青年部員達が色々な席に散らばり徐々にお互い会話の中で打ち解け、時間はあっという間に過ぎ宿泊先である浦河インに到着しました。

 少し休憩をとった後、親睦会の会場である「つぼ八 浦河店」へと向かいました。(毎年の不評もあり今年こそはと思い皆で考えましたが、やはり・・・)

 ここでは明日の受け入れ牧場の青年部員や青年部役たちが集まりました。まず嶋田部長の軽い挨拶に始まり、下屋敷副部長の元気な乾杯で親睦会がスタート。それぞれもう一度自己紹介をして場もさらに和み、食事やお酒も徐々に進んでいきました。
 途中、明日の受け入れ牧場の発表をし、それぞれ明日の打ち合わせや馬の事などについて楽しく話していました。

これにて親睦会はお開きになり2次会、3次会へと行きました。(明日が心配・・・)

 2日目も天気良く、8時にホテルへツアー参加者を迎えに行きました。まずは、三石共同育成センターにて乗馬体験です。
 青年部の紅一点、荻巣部員(乗馬インストラクター)の説明の後、乗馬スタート!
 多数の方が乗馬経験者という事で私たち青年部も安心して見ている事ができました。皆さん順序良くかなりの回数を乗られ、満足していただけたかと思います。
 ここで乗馬の最後に毎年恒例となっているレディースツアー記念(GⅠ)が行われましたが、下屋敷副部長の騎乗馬が馴致不足の為レースにならずに終わってしまいました。

これにて乗馬体験終了、稲葉牧場へと移動しました。

 このツアーの目玉であるオグリキャップの故郷、稲葉牧場ではオグリローマンやオグリロマンスなどオグリ一族が親子で放牧されていました。私達が放牧地へ近寄ると馬達の方から近づいてきてくれ、見やすい場所で草を食べ始めてくれファンサービス旺盛な所を見せてくれました(さすがアイドルホースの一族)。また、ほとんどの繁殖牝馬が芦毛でツアー参加者全員食い入る様に見ながら「あの馬はローマンで・・・」等々と話をしながら生産牧場の雰囲気を楽しんでいたと思います。ここではディープインパクト並の記念撮影が牧場主である稲葉氏とツアー参加者間で始まり、終始皆にこやかに過ごしていました。最後に稲葉奥さま、鉄板前田奥さま方々にジュースやお菓子をご馳走になり見学を終えました。
 昼食を近くの食堂で済ませ、午後からは各自分かれ、受け入れ先の牧場へと向かいました。牧場ではそれぞれ厩舎作業を体験したり馬の手入れなどをした班や、馬の資料館へ行き、馬産の歴史を勉強した方々もいたようです(ツアーならではです)。
 夕方からは農協の倉庫を借りてのバーベキューでした。
 この頃にはもうすっかりお互い打ち解けた感じで話も弾み、炭火を囲みながら用意されていた、みついし和牛やみついし産アスパラ、北海道の海の幸、そしてデザートなどなど三石の味覚を堪能していただきました(平野総料理長、お疲れ様でした)。
 
 その後、JRAから送っていただいた品々と、我々青年部が用意したプレゼントを各自に渡し、また、青年部員の生産馬であるトウカイトリックやアポロティアラのクオカードなどを目玉としたジャンケン大会も行われました(けっこう盛り上がりました)。
 3日目は朝7時30分にバスでホテルを出発、海浜公園道の駅で青年部員たちを乗せて向かったのはレックススタッド。参加者の皆さんも朝早く起きたためか少し眠たそうでした(青年部も少しお疲れの様子・・・、二日酔い?)。

 レックススタッドでは放牧中の種牡馬たちを見学させていただきました。ここには日本の競馬場で競走をした人気の馬達が多くいるため、各自自由に見て歩いてもらいました。テレグノシス、ヒシミラクル、サクラプレジデントなどなど日本のターフを賑わせた懐かしい馬達とのひと時を皆さん楽しんでいました。しばらくしてバスに集まり向かったのはアロースタッドです。

 アロースタッドでも放牧中の種牡馬を見学させていただきました。ここでも時間の都合上参加者の見たい数頭の種牡馬をリクエストして出していただき、残った時間を自由見学としました。それぞれお目当ての馬達がいるため時間ギリギリでの見学は大変そうでした。途中、参加者と青年部で記念撮影。貴重な写真を撮らせていただき皆さん感激していました(今野さん、ありがとうございます)。
 続いての見学はビックレッドファームです。マイネルで有名な当牧場は皆さん景観の素晴らしさに驚いていました。まるで海外にいるような雰囲気です(本当に凄い・・・)。ここでは種牡馬を1頭1頭出していただきました。人気のアグネスデジタル、ロージズインメイなど皆さん沢山写真を撮られていました。ここでも豪華な風景をバックに全員で記念撮影をしました。
 その後余った時間で厩舎から顔を出す馬達に順番にあいさつ(ノーリーズン君やソングオブウィンドー君など)。最後にスタッフの方々にお礼をしてバスに乗り込みました。途中、門別にある有名なそば屋さんで昼食を取り、最後の見学先である軽種馬農協門別種場所に向かいました。
 次に向かったのは優駿スタリオンでした。今回、馬インフルエンザのため見学中止になっていましたが、長年このツアーでお世話になっているため特別に許可がでました。ここではオグリキャップ、マヤノトップガン、キングヘイローなどを厩舎の外で見せていただきましたが、やはりオグリファンが多かったためお願いして一緒に記念撮影(スタッフの方々、ありがとうございました)。
 軽種馬農協門別種場所では歴代の獲得賞金王、テイエムオペラオーが繁養されています。厩舎の外にオペラオーやアドマイヤボスなどを出していただき一緒に写真を撮らせてもらいました。また、オペラオーの蹄鉄をもらった大ファンの参加者もいて感激していました。オペラオーファンのツアー参加者に聞くとなかなか無い事のようです(そうだよね・・・)。ここでの見学も自由時間を設け各々思うまま種牡馬を見てもらいました。その後すべての見学を無事に終えバスに乗り新千歳空港へ向かいました。

 バスの中、お疲れの青年部員やツアー参加者数名は少しの間寝ていました。行程は朝早くからハードでしたし、青年部員は3日間部長の言うことを聞き頑張ってくれました(ホントお疲れでした)。参加者にはあっという間の3日間で名残惜しそうな方もいましたし、私(部長)も少し寂しい気持ちになり最後のあいさつも皆さんの笑顔と拍手をもらいホッとしたのか、きちんと話すことが出来ませんでした(あいさつは苦手です・・・)。最後に空港で数名の参加者と記念撮影をし、レディースツアー全行程を無事終了しました。

 あとがき

 毎年恒例の三石軽種馬青年部主催、オグリキャップの故郷レディースツアーに参加して頂き有り難う御座いました。馬産地での3日間で皆さんがもっと馬を好きになり、我々生産者のことを身近に感じられ、これから三石産馬や私達の生産馬の事を応援してもらえれば良いと思います。この様な馬産地ツアーは我々三石軽種馬青年部のみなので、これからも皆で協力しながら続けていきたいと思います。そして今回協力していただいた各スタリオン関係者様、三石共同育成センター様、稲葉牧場様、農協職員の皆様、農協観光石川様、他の関係者の方々には快くご協力いただき誠に有り難う御座いました。至らなかった面も多々あったかと思いますが、私達青年部、そしてレディースツアー参加者共に笑って楽しめたことは最高の思い出になったと思います。皆様本当にお疲れ様でした。

三石軽種馬青年部

部長 嶋田 純也