れあんの成長ダイアリー【最終回】

みなさん、こんにちは! 農産課やまだです

突然ですが2年間続いた密着ブログも
本日が最終回となってしましました。

忘れもしない5月1日、いつもの様に花の出荷作業を終え、アスパラの撰果作業をしていた時
畜産課担当より「残念なお知らせがある」と連絡が入っていました。
聞くと、「れあんくんが蹄の病気になり立ち上がれない状況になってしまっている」とのこと。
心配で、翌日様子を見に行きました。

いつもは私達が行くと、近づいてきてくれていたれあんくんですが起き上がることはありませんでした。
呼びかけても首を動かすだけで、痛くて起き上がりたくないのだなと思いました。

エサはこの様に、俊樹さんが直接あげていました。

治療も受けていましたが良くはならず、8月東京へ出荷を予定していましたが
歩行が困難な牛は輸送に耐えられない等の理由で、今月中の早来市場への屠畜がほぼ濃厚になりました。
これまで順調に元気に大きく育ってきただけにショックが大きく
なんでれあんくんが、、、というふうにも思ってしまいましたが、
これが肥育の難しさだと俊樹さんは話していました。
れあんくんが患った蹄葉炎という病気は痛みで突っ張ったような歩き方をする為
ロボット病とも言われ、私たちでいうと
ハイヒールの先に画鋲を敷き詰めて履いているようなものだそうです。
回復を祈ることしかできずとても歯痒い気持ちでいっぱいでした。

そんな気持ちで大型連休を迎えましたが
俊樹さんや獣医さんの治療もあり、驚くほどの回復を見せ
自分で立ち上がりご飯を食べられるまでになりました!
連絡をもらい飛び上がるほど嬉しかったです。
ですが本来予定していた8月の出荷までは持たないと判断し
今月の17日に早来市場へ出荷されました。

複雑な気持ちではありますが、後日格付結果が届き、
月齢は約25.8カ月と若かったものの
格付はA5-12とサシも良く、病気になってしまったのは悔やまれますが、
れあんくんが俊樹さんの愛情をいっぱい受けて
大きく育ってくれたことに変わりはなく、
25か月の肥育牛の平均(独自調べ)としては枝肉総重量約475.1kg、
ロース芯面積約60.9㎝、バラ約7.78㎝のところ
れあんくんは枝肉総重量541.0Kg、ロース芯面積71㎝、バラ8.5㎝と大きく
非常に良い成績となりました!

今回の更新でれあんの成長ダイアリーは最終回となります!
2年近く取材の協力をしていただいた畑端さんには感謝しかありません。
みついし牛がどのように成長し、又、どのように育てているのかを
みなさんに知ってもらうために始めたこの密着ブログ。
色んな方に見守っていただけて非常にうれしく思います。
長い間、ありがとうございました(^^)

れあんの成長ダイアリー【最終回】」への2件のフィードバック

  1. 長期間取材ご苦労様でした。東京へ出荷してみついし牛の販売にはなりませんでしたが、格付け枝重量は十分の成績です。今度は、「みついし花だより」の生育や、出荷などの取りくみ等の取材も良いと思います。営農女子としての活躍を期待しています。

    1. 北道健一様
      いつもご覧いただきありがとうございます!
      更新のたびに温かいコメントを頂き非常に励みになりました!
      今後のブログ投稿については、提案頂いたような
      農産課職員としてみなさんに配信できるものを考えていきたいと思います!
      山田はるな

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