シトラールとイソプレノール

10月31日に発生したBASF社の火災によりシトラールと(イソ)プレノールが世界的に枯渇していますが、ビタミンA・Eを製造しているメーカーはシトラールと(イソ)プレノールの確保に躍起になっているそうです。
ビタミン剤の原料であるシトラール・(イソ)プレノールの枯渇は、ビタミン剤の価格高騰につながらないことを祈るばかりです。
シトラール
シトラール (citral) とはモノテルペンのうち、ひと組のシス-トランス異性体であるゲラニアール (geranial) とネラール (neral) を合わせて指す呼称。ゲラニアールが E体で、ネラールが Z体。別名をレモナール (lemonal)、IUPAC命名法は 3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール と表され、アルデヒド基 (-CHO)を持つ。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[1]。
プレノール
プレノール(Prenol)は、天然に精製するアルコールである。IUPAC名は、3-メチル-2-ブテン-1-オールという。最も単純なテルペンの1つで、無色透明の精油であり、水には適度に溶け、ほとんどの有機溶媒と任意の割合で混ざる。果物のような香りを持ち、香水に使われることもある。
天然には、柑橘類、クランベリー、コケモモ、スグリ、ブドウ、ラズベリー、ブラックベリー、トマト、精白パン、ホップ油、コーヒー、キイチゴ、クラウドベリー、パッションフルーツ等に含まれる[1]。また、ドイツのBASFや日本のクラレによって、医薬品や香料の中間体として工業生産されている。2001年の世界全体での生産量は6,000トンから13,000トンであった
Isoprenol_prepn

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